動脈と静脈の関係
動脈に流れている血液は酸素を含んだきれいな赤い血液です、その血液が心臓の拍動により力強く流れていくのが動脈での血流です。
動脈では脈という形で、その流れから心臓の拍動を感じることが出来ます。
漢字を見ても「動く」と言う字を使っているくらいですから、流れていると言う感じがしますよね!
一方静脈ですが、「静」と言う漢字を使っているくらいですから、流れは緩やかなものです。
そのため血液の約7割は、静脈の中にあります。 血液の流れを考えるとき、静脈の血液の流れが重要になってくるわけです。
冷えの原因は静脈にあり
血液は、酸素や栄養素などいろいろなものを体中に運んでくれますが、ちょっと意外な気がしますが熱も運んでいます。
体温は筋肉や内臓で産生され、その熱で温められた血液が全身に巡ることにより保たれているわけです。
血流が悪いと心臓から一番遠い足で血液が滞留してしまうと、血液が冷えそのさめて冷たくなった血液が全身を巡ってしまうわけです。
この冷えた血液を体幹で最初に受け取ってしまうのが、女性の場合子宮・卵巣とになります。
これは良くありません。 人間の体は、温かい状態で身体の各部分は活発に活動します、冷えはその活動を悪くしてしまいます。
子宮・卵巣は女性ホルモンを産生する重要な器官ですよね、その機能低下は女性には大変な打撃です。
女性に多い冷えのぼせ
お風呂など流れのないお湯は、上は熱く下はぬるいという状態ですよね。
ですからお風呂に入る前、攪拌して温度を均等にします。
この上が熱く下がぬるい状態と同じことが、人の体でも起こっているわけです。
女性の方に多い、顔はほてるのに、手や足先が冷えるという状態です。
改善方法は、お風呂と同じですが人間の場合は、1番の攪拌方法はふくらはぎを動かすことです。
セルフメンテナンス
1、足首を温めると
先ず1番簡単な方法が、足首を温める事です。
足首は足で最も脂肪が少ないところです、ここを温めることは静脈に熱が一番伝わりやすくなります。 アイテムとしては、レッグウォーマーなど最適です。
2、指先のストレッチ
足の指先は、人間の体の中で最も冷えるところです。
この指先のストレッチがとても有効です。お風呂の中や風呂上がりにやると有効です。
足の指と反対の手の指を組み合わせ、ゆっくり回したり曲げたり伸ばしたりします。
3.足首の曲げ伸ばし
デスクワーク中に特に行って下さい。
まず片足づつ行います。座った状態で自分の膝の上に手のひらを乗せ、ゆっくりかかとを持ち上げたり下げたりします。
あげる時手の力で、抵抗を1・2秒くらい与えて下さい。 最後に両足一緒にかかとの上げ下げを、両手で抵抗させながら行って下さい。
片足10回づつ、両足10回をデスクワーク中1時間に一回くらい行えれば理想です。
4.軽いジャンプ
踵をつけない感じで5回ほどジャンプをし、最後に着地時に深く膝を曲げます。
これを3〜5回繰り返して下さい。(膝の悪い人は、痛みの出ない範囲で膝を曲げて下さい) 以上のセルフメンテナンスは、できる時こまめに行ってくださいね。
まとめ
スキマ時間にこまめにどれか一つでも取り入れてください。
下半身の冷えを全身に循環させないために、セルフメンテナンスで熱を作りホットな血液を全身に送りましょう!!
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