手術後は当たり前に痛かった~鼠径ヘルニア手術記2~

鼠径ヘルニア手術記2
11月の頭に鼠径ヘルニアの手術を受け、早3週間が過ぎました。

前回の記事で手術前の記録を書きましたので、今回は手術前日から手術後までを紹介いたします。

鼠径ヘルニア自体は陽性の病気で、私自体も30年ほど放置していました。

でも危険もあって、鼠径部の穴から大腸がはみ出していますから、その部分の血行が悪くなり腸が壊死することもあります。そこから腹膜炎になったり、腸閉塞を起こし死に至る病気にもなってしまいます。

鼠径ヘルニア持ちの皆さん30年放置した私が言うのなんですが、やはり大事になる前に手術しましょうね!!(基本鼠径ヘルニアは手術以外の治療法はありません)

手術前

どんな手術でも、多少は手術前の注意事項という物があります。

鼠径ヘルニア手術の場合はさほど多くの注意事項はなく、臍の清掃と当日は朝7時までに朝食をすましてくださいというものでした。

臍の所から腹腔鏡を入れるので、臍の清掃2日前からするようにと言われました。

お臍にベビーオイルかオリーブオイルをたらし1~2分おき綿棒等で、ふき取ってくださいとのことです。

私は普段から臍も洗っているので綺麗と思っていましたが、一応一回だけは清掃しました。

当日、看護師さんによるチェックでも大丈夫でした。

私は普段7時過ぎくらいに食事していますので、少し早めに起きて7時までに済ませました。

腸の中を切るわけでないので、食べるものの制限はありませんでした。

手術当日は、病院には10時30分までに来てくださいとのことでした。

私の自宅は病院まで1時間弱ですし、ラッシュ時間を過ぎてますから余裕です。

病院にて

Kクリニックは、差額ベット代が1万5千円となっています。

もちろん貧しい私は、二人部屋を選択です。こちらのクリニックは、個室3の二人部屋2で、合計7床と言うこじんまりした構成です。

この日の入院患者は、私を含めて3人でしたから、二人部屋でも一人で占有できました。

病室
私は最近イビキをかくようになってしまいましたので、人様に迷惑を掛けなくてホッとしました。

さて入院での一番の難関が、シモの毛を剃ることですかね((´∀`))

若いときなら恥ずかしいかもしれませんが、いい年になるとそれほどでもありませんね!

後日談ですが、シモの毛が少し生えてくると、チクチクして割と痛いですね。

臍のチェックは、無事に通過しました。

そして最後に点滴を打たれて、手術前作業は終了しました。

点滴

私の手術は午後1時の予定でしたが、11時頃にドクターがやってきて「12時半から手術しますよ」と元気よく告げていきました。

私の前の方の手術は順調に終わったようで、30分速くなりました。

麻酔恐るべし

12時20分にはついに手術室へと行きました。

手術台は、意外に狭くて寝がえりは打てない広さでした。

透明の酸素マスクを付けられたのですが、これが結構息苦しく大変だなと思いました。

酸素マスクを付けられ直ぐに、「麻酔注入します」の声を聴いて数秒で意識がなくなりました。

何時くらいに目が覚めたのか分からないのですが、いきなり覚醒したと言う感じです。

寝て起きた見たいな寝ぼけた感じはなく、いきなり意識が戻りました。

覚醒したらすぐに看護師さんに、「歩いてみてください」と言われトイレまで歩き、ついでに排尿して病室へと戻りました。

ふらつきもせず、傷の痛みもほとんどありませんでした。

直ぐにドクターがやってきて、簡単な説明があり5時くらいには麻酔が切れるとのことでした。

手術後

内臓じたいにメスが入っていないので、ドクターの説明の後すぐに遅い昼食となりました。

昼食と言うよりおやつみたいなものですがね!
病院昼食
ドクターの言うように6時くらいから、徐々に痛みが出てきました。

7時に夕食が出て、その後抗生物質と痛み止めが処方され飲みましたが、痛みは和らぎませんでした。

結局9時ごろに座薬を使い、やっと寝ることが出来ました。

入院を経験したことある人は判るでしょうが、病院のベットはとても硬いんです。

とにかく背中が痛い、そして傷口が痛くて横向きに寝れない、一晩中うつらうつら程度しか寝れませんでした。

寝がえりが出来なくて、傷口の痛みより背中の方が痛いような気がしました。(座薬が効いてるってことですよね)

午前3時頃に思ったのは、「明日タクシーじゃないと帰れない」なということでした。

その辺は想定内で、GOタクシーと言うアプリを入れてあり、2000円分のクーポンもあります。

おそらく自宅まで5000円弱で行けると思うので、負担は3000円くらいになるはずです。

翌日

病院の朝は私からすれば早く、6時には起床です。

ホテルならチェックアウトは10時くらいが相場でしょうが、病院は8時30分に帰らないといけないようです。

ただ起きてみて良かったことは、あまり痛みがないということです。

還暦過ぎた親父としては、なかなかの回復力と我ながら感心しました。

アメリカの医師でアンドルー・ワイル博士という方の本に、手術中の点滴にビタミンCを入れとくと回復が早まるという記事を読んでいました。

私は手術の2週間ほど前から、サプリの規定量より少し多めにビタミンCを飲んでいたのですがその効果でしょうかね?(個人の感想です)

さすがに医師に、点滴にビタミンCを入れてくれとは頼めませんでした。

病院からの書類には、コロナ感染予防から家族などの付き添いはご遠慮下さいとありました。

でも看護師さんに聞いてみたところ、OKと言うことで妻に迎えに来てもらいました。

やはり手術後は、一人で帰るより安心ですよね!!
病院朝食
朝食の量が意外に多くて、やっとの思い完食しました。

普段妻の歩くペースが遅いと感じていたのですが、今日はとても速く感じ、ゆっくり歩いてくれとお願いしてしまいました。

まとめ

今回思ったことは、「もう二度と開腹手術が必要な病気にはならないぞ!!」ということです。

ありきたりですが、「健康第一」ですよね!!!

 

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