秋バラがきれいな季節になりましたので、どこか良い場所はないかと思い、知り合いの物知りな方に伺いました。
東京だと神代植物園が一番だけど、交通の便を考えると旧古河庭園がよいとのことでした。
神代植物園は、調布駅か吉祥寺駅からバスになりますが、旧古河庭園なら山手線の駒込駅から徒歩10分くらいのところにあります。(京浜東北線の上中里駅からなら徒歩5分くらいです)
神代植物園は一度行ったことがありますから、まだ行ったことのない旧古河庭園に行くことにしました。
旧古河庭園へのアクセス
旧古河庭園へは、山手線の駒込駅北口側に出ます。駅を出たら、左方向に行くとすぐに、都道455号線があり、そこを右方向に行くと10分くらいで、旧古河庭園につきます。
駒込駅には、六義園もありますので、庭園巡りするには良いところです。
ただ本当に近い最寄駅は、京浜東北線の上中里駅方が近いのですが、私は山手線からの乗り換えがめんどくさく駒込駅から行きました。ただ、帰りは上中里駅を利用しましたけど。
旧古河庭園
旧古河庭園の概略は、1919年に古河財閥の古河虎之助男爵の邸宅として整備されたものです。
こちらの庭園の特徴は、日本庭園と洋風庭園が両立し調和した庭園となっていることです。
洋館のすぐ前にはバラ園があり、それを下っていくと日本庭園があります。
茶室と洋館が同じ敷地内にあり、洋館の二階には和室と仏間があると言う和洋調和の庭園となっています。
入園料は一般が150円、65歳以上が70円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料となっています。
バラ園
旧古河庭園の洋館は小高い丘の上にあり、バラ園は丘の中腹にあります。
約100種類199株のバラが植えられています。
バラの見頃は5月中旬から6月頃と、10月中旬から11月で、秋には「秋のバラフェスティバル」が開催されます。今回の訪問はこの期間中でした。
ここのバラ園の特徴は、丘の中腹に配されていて、このバラ園から庭園の周辺の景色を一望できるテラス式になっています。またバラ園は、左右対称につくられた洋風庭園となっています。(和風の庭園は、左右対称を好みませんよね!)
上の写真は、「ラ・フランス」です。
旧古河邸 大谷美術館
旧古河邸内に大谷美術館があります。旧古河邸は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計した石造りの洋館で、一階は洋館なのですが、二回には和室が作られている、和洋調和の建物になっています。
ジョサイア・コンドルは、明治10年に工部大学校(現在の東京大学工学部)の造家学(建築学)教師として来日したかたです。その後一度帰国しますが、再来日し日本でなくなっています。
コンドルは、上野博物館、鹿鳴館、有栖川宮邸など、多くの建物を設計しまた、ニコライ堂や三菱1号館なども手がけた方です。
入館料は一般が400円、小学生以下は無料です。
館内には喫茶室も併設されています。喫茶室だけの利用もできます。(館内を見学するには、上記の入館料が必要になります)
日本庭園・心字池
旧古河邸前にあるバラ園から階段をおりていくと今度は、日本庭園があります。
ジョサイア・コンドルは、洋風庭園と日本庭園を絶妙に調和させて作っています。
和洋の庭園が隣接していても、不思議と違和感を感じさせないから不思議です。
写真の心字池は、日本庭園の中心に位置し、鞍馬平石や伊予青石などで造られた池で、「心」の草書体をかたどった形をしてるそうです。(見ても全くわかりませんでした)
日本庭園といえば、必ずつきものは茶室ですよね!!旧古河庭園は洋館だけのイメージがありますが、茶室も立派なものがあります。
この茶室では、春と秋のみ抹茶を出していて、お茶席利用すれば入室が可能になります。
1服700円でお抹茶・干菓子付き
お抹茶をいただきたかったのですが、昼食前の時間に和菓子をいただいたらダメかなと思い今回は断念しました。
以外に東京の庭園をめぐっていると「アオサギ」を見ることがあります。こちらでも一羽いました。
まとめ
バラ園はバラの香りで満ちていました。バラ園の上には「つつじ」もあり、春は春で楽しませてくれるようです。
公園内は高低差があり、見晴台からは庭園が一望できます。
旧古河庭園の詳しい情報は、公式HPで確認してくださいね!!
基本情報
東京都北区西ヶ原一丁目開園時間
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)
※洋館の開館日、開館時間は庭園と異なります。詳細は(公財)大谷美術館のホームページをご覧ください。
※感染症拡大防止等のため臨時休園の可能性がございます。ご来園の前に必ずお知らせをご確認ください。
※開園時間延長やその他詳細等はお知らせやイベント情報のページをご確認ください。休園日
・年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
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