毎年毎年、異常気象と言われています。
今回の台風10号は、「これまで経験したことがない」という言葉が住民への警告として使われていました。
この効果のおかげで、あまり大きな被害が出なかったことは幸いでした。
気候変動とか言われても、本当にどういうことか私たちには良く解りません。
今回気候変動の原因になる、二酸化炭素について調べてみました。
二酸化炭素と温室効果ガス
二酸化炭素の代名詞が、温室効果ガスです。
これはどういう事かと言うと、二酸化炭素は大気中の熱をとらえる作用があるということです。
農業などで使われている温室は、ガラスや壁などで熱を閉じ込め熱を蓄えて暖かくしています。
温室効果ガスはビニールハウス等の温室と違い、二酸化炭素が熱を密閉するわけではありません。
二酸化炭素の分子が、大気中の熱を捉えて熱を逃がさないようにしているのです。
断熱ではなく蓄熱
太陽は多くのエネルギーを地球に注いでいます。そのエネルギーは、地上を温め反射して宇宙空間へと放出されていきます。
ところが二酸化炭素などの温室効果ガスがあるおかげで、その熱は地球上にとどまり保温してくれるのです。
二酸化炭素濃度の低い火星では地表の温度はマイナス18度となっています。逆に二酸化炭素濃度の濃い金星は、地表の温度は477度となっています。
もちろん太陽からの距離の違いもありますが、気温の差はそれだけでは説明付きません。
温室効果ガスの有無が、惑星の地表温度差になっているのです。
温室効果ガスは、二酸化炭素だけではなくメタン、亜酸化窒素、水蒸気なども含まれます。
これらの温室効果ガスの中で、最も多いのが水蒸気なのですが、水蒸気の量は人間の力ではコントロールすることはできません。
物を燃やすことで排出される、二酸化炭素は人の手でコントロール可能なガスなのでこれをコントロールしようという話になります。
気候変動
温室効果ガスの影響は、地球を温暖化させていくのですが、温かくなるという問題だけではなく気候変動を起こさせることが大きな問題なのです。
もちろん温暖化により海面の高さが上昇することは大きな問題ですが、気候変動は我々の生活を根本から変えてしまうさらに大きな問題です。
地上の全ての動植物は、住み慣れた場所の気候に適応して暮らしています。
その気候が大きく変われば、適応しきれない種族は絶滅・滅亡と言うシナリオが見えてくるわけです。
地球はこれまでに、何度も気候環境が大きく変化しています。そのたびに、恐竜など多くの生命体が絶滅してきています。
ただ今回の違いは、人為的に気候変動が起きている可能性が高いことが問題なのです。
我々は、人為的な気候変動を減らす努力をしていかなければならないのですね。
まとめ
気候変動に関しては、まだまだ分からないことが多く研究者によっても意見が違っています。
ただ近年の、台風や大雨はやはり人間が原因の一部を作っているようです。
まず正しい情報を知ることは、重要です。
台風が接近してからだと養生テープは手に入らないので、早めに用意しましょうね!!
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