コロナ禍で注目すべき栄養素ビタミンD

日光
日本医師会の中川俊男会長は現状の頃な感染の現状に関し、「第3波と考えてもよいのではないか」と発言しています。
11月12日時点で、全国で確認された新型コロナウイルスの感染者は1631人となっているようです。これは8月7日の1604人を、上回って1日としての過去最多を更新してしまいました。
4・5月ころと比べ医療機関ではある程度治療方法が確立され、重傷者や死者数は減っているようですが大変な数です。
昨日阿佐ヶ谷神明宮に参拝した話を書きましたが、阿佐ヶ谷のマクドナルドとユニクロが従業員感染のため臨時休業していました。
ワクチンや治療薬がない現状免疫を少しでも高めて、自ら予防するしかありません。

ビタミンDに注目

私は、免疫力を上げる栄養素としてビタミンDに注目しています。
一般的によく知られているビタミンDの効用は、カルシウムや骨の代謝に欠かせない栄養素です。
更年期を過ぎた女性や80歳以上の男性は、カルシウムの摂取だけでなくビタミンDの同時摂取が進められていますよね。
●免疫力
ビタミンDの働きはそれだけではありません。「カテリジン」というタンパクは、ウイルスや細菌を殺す作用があるのですが、このタンパクの生成にビタミンDが必要になります。
更にビタミンDは、「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めてくれます
●腸に働く
腸と聞くと消化のためにある器官で、免疫との関連を意識する人は少ないと思います。しかし腸には、リンパ球の60%、活性化T細胞の80%が腸に存在していますし、他の免疫細胞も多く腸に存在しています。
リーキーガット症候群と言う病がありますが、これは腸の粘膜細胞間の結合が緩んで隙間が大きくなる症状が出ます。そうするとその隙間から、未消化で分子が大きいままのタンパク質や糖が吸収されてしまいます。ビタミンDは、この緩んだ腸粘膜の結合状態を改善してくれます 。
●鬱などメンタルへの効果
最近コロナ鬱なんて言葉ができるくらい、社会の雰囲気が落ち込んでいます。
ビタミンDは、心や神経のバランスを整える脳内物質セロトニンを調節してくれます。
セロトニンは、幸せホルモンと言われ脳の緊張を和らげる作用があります。ストレスはセロトニンの生成を抑制してしまいます、その対策としてもビタミンDの摂取が必要になります。

ビタミンDのとり方

●日光に当たろう
ビタミンDは、日光にあたることで体内で生成できるビタミンです。
日光に当たる時間は目安として20分くらいと言われています。
これから寒い時期になり日照時間が少なくなると、日に当たる時間が短くなります。意識して日光にあたることが、必要です。
先程出てきた、セロトニンは日光に当たると分泌されるホルモンです。

ビタミンDが多い食材

18歳以上の成人で、一日の摂取の目安は8.5㎍です。(日本人の食事摂取基準 2020年版より)
食品別:100gあたりのビタミンD含有量(㎍)

あんこう(肝・生) 110
きくらげ(乾燥) 85.4
しらす干し(半乾燥) 61.0
しろさけ(秋鮭) 39.4
真いわし(生) 32.0
しいたけ(乾燥) 12.7
卵黄 5.9

あんこう以外は、普通に食卓に上がるものです。とはいえ魚介類の摂取の少ない人は要注意です。
日本人は、ビタミンDの摂取量は少ない傾向にあります。はっきり言えば不足しています、上記の食品の積極的に摂ってください。

サプリの注意点

外に出る機会が少なく食事からもあまり取れない方は、サプリに頼るしかありません。
他の栄養素でもそうですが、あくまでも不足分を補うという、サブ的なものになります。
ビタミンDは脂溶性ビタミンですから、いっぺんに大量に摂取すると尿路結石の既往のある人は注意が必要になります。

まとめ

コロナ禍のな中、免疫力を少しでも高めたいところです。
食事のポイントは、野菜を多く取り肉ばかりでなく魚介類も摂取することですよね!!!
インスタントや加工食品のとりすぎには注意しましょう。
コロナ・インフルエンザを乗り越えるには、腸内環境が最も重要ということです。その一つとして、ビタミンDも重要になってきます。

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